ウォーターサーバーや浄水器が開発された理由

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ミネラルウォーターは年間1000億円以上の市場に膨らんでいます。このことによって、飲み水としてはもちろんのこと、料理にも使われ、多くの人の生活のさまざまな場面で使われていることが推察できます。

家には水道があるはずです。しかも、日本の水は世界一きれいといわれているにも関わらず、なぜこんなにも水が売れているのでしょうか。その背景には、水道水に対する不信感や健康志向があることが考えられます。

これは、水源となる部分の汚染だけではなく、浄水場における消毒塩素によって生じるカルキ臭や、発がん性が疑われるトリハロメタンという物質の生成、排水管などのサビなどがその不安要因となっているようです。

実際、現在では、水道水を飲まない人が日本人全体の半数以上になっています。そこで今回は、ウォーターサーバーや浄水器が作られた背景について解説します。

消費者の考え

2001年に行われた調査では、水道水を直接飲まない人が半数近くいることがわかりました。その中でも、女性や若者、都市生活者にその傾向が強いようです。また、年齢層も20~30代にその傾向が強く、おそらく子育て中で、水の安全性に敏感な人が多いことが予測されます。

そして、そのように水道水を飲まない人の約半数がウォーターサーバーもしくは浄水器を使用しています。そのため、これらの売り上げは格段に上昇しています。

ウォーターサーバーや浄水器を買う人が、水道水を嫌がる一番の原因は「水の味」にあります実際、先ほどと同じ調査では、水道水を飲まないと答えた人の83パーセントが「水道水をおいしいと思わない」と答えています。水道水を飲んでいると答えた人でも、そのうちの47パーセントの人は「おいしいと思わない」と答えています。

このように、水道水の安全性はもちろんですが、消費者が一番求めているのはその味にあるようです。

日本の水は今後も変わらない

このような事実があるにも関わらず、日本の水道水がおいしくなる見込みはほとんどないと思われます。それは、水の使用量が急激に増加していることも関係しています。

日本は、1960年代後半から高度経済成長期に入りました。その頃から水道水の供給量は増え、それに伴い水源の汚染や水質の悪化も進行しました。

そこで、水道水を作る浄水方法が進化して、緩速濾過方式から急速濾過方式、さらには高度浄水処理方式へと変化し、味や安全性は以前よりは良くなりました。しかし、水源の問題が改善されていないため、まだまだその問題は解決していません。

農薬や酸性雨など水源の問題は、水だけの問題ではなく、地球環境自体の問題が大きく関係します。そのため、地球環境を良くしないと水源の問題も改善されません。確かに以前よりは、工業排水や排気ガスの問題は少なくなっていますが、これらの問題がなくなることはありません。そのため、今後日本の水道水が、安全でおいしい水に変わる可能性は少ないことがわかります。

以上のような背景から、一般家庭にもウォーターサーバーや浄水器が多く普及するようになりました。最初は値段も手ごろでスペースも取らない浄水器を取り入れていた家庭が多かったのですが、現在ではウォーターサーバーを取り入れている家庭も増えています。

それは、ウォーターサーバーが無料でレンタルできるようになったことが一番の要因と考えられます。ただ、浄水器の性能の問題やウォーターサーバーの便利さの問題も関係しています。

浄水器と違って、ウォーターサーバーはお湯を出すことができます。これは、子育て世代でミルクを作っている人には、とてもありがたい機能です。また、メンテナンスはもちろんのこと、新しい水も業者が運んできてくれるので、水を買いに行く手間も省けます。

水に気をつけたいと考えているが、わざわざ買いに行くことや、メンテナンスを行うのが手間という人は、ぜひウォーターサーバーを使ってみてはいかがでしょうか。