尿酸値を上げないためのアルコール摂取のコツ・ポイント

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痛風・高尿酸血症は、主に生活習慣が原因となって尿酸値が高くなることで発症する病気です。そして、生活習慣の中でも食事は痛風・高尿酸血症の発症に大きく関係しており、特にアルコールの摂取は尿酸値を上げる大きな原因になります。

アルコールは、尿酸の合成量を促すだけでなく、尿酸の排泄量を少なくすることで尿酸値を上げます。また、アルコールは肥満を招くことで、間接的にも尿酸値を高くします。

そのため、尿酸値が高い人は、基本的にアルコールの摂取は控えるべきだといえます。ただ、痛風・高尿酸血症と診断された人は、アルコールを全く飲んではいけないというわけではありません。アルコールであっても、飲み方を工夫することで尿酸値にあまり影響を与えないようにすることができます。

そこで今回は、「尿酸値を上げないアルコール摂取のコツ・ポイント」について解説します。

節酒を心がける

アルコールには、ビールのようにプリン体を多く含んでいるもの以外であっても尿酸値を高める作用があります。そのため、痛風・高尿酸血症の人は、アルコールを極力控えるべきだといえます。

ただ、今までアルコールを飲んでいたのに、「いきなり禁酒」ということは難しいと思う人が多いはずです。

そうした急な禁酒は、ストレスを溜めることにつながり、反動的なアルコールの過剰摂取を招く可能性があります。また、あまりに禁酒によるストレスが大きいと、そうしたストレスが尿酸値を挙げる原因になります。

そのため、尿酸値が高いという結果が出た人は、禁酒ではなく「節酒」を心がけることが大切です。

まずは、アルコールが尿酸値に与える悪影響を学んで、お酒の害を認識した上で、少しずつ飲む量を減らしていくことが重要です。そうすることで、禁酒による反動もストレスもなく、スムーズにアルコールの摂取を少なくすることができます。

節酒を上手く行うためのポイント

アルコールは尿酸値を高くする原因になります。しかし、全くアルコールを飲まないようにすると、そのことが原因で、逆に尿酸値を高めることになりかねません。そうならないためにも、上手く節酒して、アルコールと上手く付き合っていくことが大切になります。

そして、節酒を上手く行うためには、いくつかのポイントがあります。そうしたポイントを押さえることで、ストレス無くスムーズに節酒することができます。そこで、以下にアルコール節酒のポイントについて記します。

・ゆっくり飲む

誰かと話しながらお酒を飲むと、ついつい速いペースで飲んでしまいがちです。ただ、短時間にアルコールを大量に摂取することは、胃や肝臓に大きな負担を与えます。

そして、そうしたアルコールの肝臓への悪影響は、尿酸の合成を高めることにつながります。そのため、お酒はゆっくり飲むように心がけることが大切です。

・空腹状態で飲まない

空腹時は、胃腸に入ったものを吸収しやすい状態になっています。そのため、アルコールが体内へ通常以上に入るため、お酒の害をとても受けやすくなります。

そうしたことを避けるためにも、お酒を飲む前には、必ず何か食べておくようにしましょう。

・つまみを食べる

お酒が好きな人の中には、つまみを何も食べずにアルコールだけを飲み続ける人がいます。しかし、こうした飲み方は、アルコールの吸収を高めることになります。

そのため、お酒を飲む際には、高たんぱくで低脂肪のつまみや、野菜や海藻類など食物繊維の多い食品を一緒に食べるように心がけてください。こうした食べ物は、アルコールの吸収を緩やかにするため、体への害を小さくします。

・水分補給を行う

お酒が尿酸値を上げる1つの理由に、「アルコールによる脱水作用」があります。アルコールは、体内での分解に水分が必要になる上に、利尿作用があるため、脱水状態が起こりやすくなります。その結果、血液中の尿酸濃度が濃くなり、尿酸値が高くなります。

そうしたことを避けるためにも、アルコールと一緒に水を飲むようにしてください。そうすることで脱水症状を防ぐことができます。

・度数が高い酒は飲まない

アルコールは、度数が高いほど胃や肝臓への負担が大きくなります。つまり、強いお酒は尿酸値を高くしやすいといえます。

そのため、尿酸値が高い人は、極力アルコール度数が高いお酒は避けるようにしてください。また、もし強いお酒を飲む際には、水やお湯などで薄めて飲むようにすると、体への害を小さくすることができます。

今回述べたように、アルコールは尿酸値を高くする大きな原因になります。ただ、いきなり禁酒すると失敗する人が多いため、まずは節酒を心がけることが大切です。

そして、節酒を成功させるためには、「ゆっくり飲む」「空腹状態で飲まない」「つまみを食べる」「水分補給を行う」「度数が高いお酒は飲まない」という5つのポイントを心がけることが大切です。そうすることで、ストレス無く上手に節酒が行えるようになります。