痛風・高尿酸血症を予防・改善するタンパク質の摂取法

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痛風・高尿酸血症は、血液中の尿酸値が上昇することで発症する病気です。これは中高年男性に多く、痛風発作として知られる激しい関節痛などが出現することで知られています。

そして、尿酸値を上げる1つの要因として「プリン体を多く含む食事」が挙げられます。プリン体は、尿酸の原料となるため、過剰に食事から摂取すると、尿酸値の上昇につながります。また、こうしたプリン体は、タンパク質が豊富な食品に多く含まれています。

ただ、尿酸値を上げないようにするために「タンパク質を全く摂ってはいけない」というわけではありません。タンパク質であっても、摂り方によっては尿酸値を上げないようにすることも可能です。

そのため、痛風・高尿酸血症を予防・解消するためには、タンパク質の摂り方を工夫することが重要になります。

そこで今回は、「痛風・高尿酸血症を予防・改善するタンパク質の摂取法」について解説します。

尿酸値を上げるタンパク質

タンパク質が豊富な食品には、尿酸値を上げる要因となる「プリン体」を多く含むものがたくさんあります。そのため、痛風・高尿酸血症と診断されている人は、食事でタンパク質を避けるように指導されます。

ただ、一言でタンパク質といっても、全てのタンパク質が尿酸値に影響するわけではありません。タンパク質の中でも、尿酸値を上昇させる食品とそうでないものがあります。

尿酸値を上昇させるタンパク質としては、肉や魚といった「動物性タンパク質」が代表例として挙げられます。

肉や魚は良質なタンパク質源であり、ビタミンやミネラルも豊富に含む食品です。ただ、こうした肉類や魚類は、摂りすぎると尿酸値を高める原因になります。

また一般的には、「肉類と比較して魚類は尿酸値を上げにくい」という認識がありますが、実際には2つに大きな差はありません。肉でも魚でも、摂り過ぎは尿酸値を上昇させる原因になります。

尿酸値を上げにくいタンパク質

タンパク質の中でも、肉類や魚類といった「動物性タンパク質」は、尿酸値を上げる原因になります。そのため、痛風・高尿酸血症を予防・改善するためには、ある程度は動物性タンパク質の摂取を控える必要があります。

一方で、豆腐や納豆などの大豆製品や、ヨーグルト、牛乳といった乳製品などは、尿酸値を上げにくい食品です。また、乳製品に関しては、尿酸値を上げるどころか、下げる効果があることが明らかになっています。

そのため、痛風・高尿酸血症を予防・改善するためには、このような「植物性タンパク質」や乳製品を積極的に摂ることがポイントになります。

ただ、ヨーグルトなどの乳製品は、糖質を控えたものを摂るようにしてください。糖質の過剰摂取は肥満を招くことになり、結果的に尿酸値を上げることにつながります。

カロリーを意識する

尿酸値を上げないようにするために、摂取するタンパク質の種類を意識することが大切です。特に、動物性のタンパク質は少なめにして、植物性タンパク質と乳製品からタンパク質を摂るように注意することが重要です。

また、タンパク質を摂る上では、カロリーを抑えることを意識することも大切です。

タンパク質が豊富な食品には、カロリーが高めのものが多くあります。また、そうしたメニューは味付けも濃くなりがちであるため、さらにカロリーが高くなりがちです。

食事によってカロリーを摂りすぎると、それが肥満を招く原因になります。そして、肥満は最終的に尿酸値の上昇を引き起こします。このような理由から、食事のカロリーを意識することは、痛風・高尿酸血症を予防・改善するために欠かせないことだといえます。

今回述べたように、尿酸値の上昇を防ぎ、痛風・高尿酸血症を予防・改善するためには、タンパク質の種類とカロリーを意識することが大切です。

このように、摂取するタンパク質を工夫することで、過剰に食事制限をすることなく、効果的に痛風・高尿酸血症を予防・改善することができるようになります。