水分摂取を意識して通風・高尿酸血症を予防・解消する方法

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は、「痛風発作」や「尿路結石」といったような激痛を伴う合併症を発症することで知られています。特に中高年の男性に多い病気であり、尿酸値が基準値以上になる場合、痛風・高尿酸血症であると診断されます。

尿酸値が高くなる原因としては、ビールやレバーといったようなプリン体が多い食品の摂取が最も知られています。そして実際に、病院を受診して痛風・高尿酸血症と診断されると、プリン体が含まれている食事を避けるように指導されます。

このように、痛風・高尿酸血症の予防・解消には食生活の見直しが欠かせません。ただ、多くの人が見落としがちであるのが「水分摂取」です。

痛風・高尿酸血症を予防・解消するためには、プリン体が多い食品を避けることが大切ですが、それと同じくらい水分摂取を意識することも重要です。水分をしっかりと摂ることで尿量が増えるため、尿酸が排泄される量も多くなります。

そのため、尿酸値を下げるためには、正しい水分摂取方法について学ぶことが重要だといえます。

そこで今回は、「水分摂取を意識して通風・高尿酸血症を予防・解消する方法」について解説します。

尿酸値が高くなる原因

痛風・高尿酸血症は、尿酸値が高くなることで発症します。そのため、痛風・高尿酸血症を予防・解消するためには、尿酸値をコントロールすることが大切になります。

そして、尿酸値を決めるのは、「尿酸の合成量と排泄量のバランス」になります。尿酸は肝臓で合成されて、余剰に作られた分は尿や便として排出されます。健康であれば、体内では尿酸の合成と排泄のバランスが保たれているため、尿酸値が基準値を超えることはありません。

一方で、尿酸を作る量が多くなったり、排出する量が少なくなったりすると、尿酸のバランスが崩れて尿酸値が高くなります。

例えば、プリン体は尿酸の原料となるものです。そのため、プリン体を多く含む食品を食べすぎることで、尿酸の合成量を増やしてしまいます。

このように、尿酸の合成量と排泄量のバランスが崩れると、尿酸値は高くなります。

水分を摂取すると尿酸値が下がる理由

尿酸値は、肝臓で作られる尿酸と、尿や便から排泄される尿酸のバランスが崩れると基準値を超えます。その結果、痛風・高尿酸血症を発症します。

そのため、尿酸値を下げるためには、尿酸の合成量を減らすか、尿酸の排泄量を増やすことが大切になります。そして、水分を摂取することは尿酸の排泄を促すことにつながります。

尿酸は腎臓を経て、最終的には尿と一緒に排泄されます。そのため、尿量が減ると、その分だけ体内にとどまる尿酸量は多くなります。

そして、水分を十分に摂取すると、一日に排泄される尿量は増えるため、尿中に溶け出す尿酸が多くなります。その結果、体内に残る尿酸の量も少なくなるため、尿酸値は下がります。

また、尿量が多くなると、尿管などでの尿酸の蓄積を減らすことにもつながります。そのため、痛風・高尿酸血症の合併症である「尿路結石」を予防することにもなります。

このように、適切な水分補給によって尿中から排泄する尿酸量を増やすことで、尿酸値が高くなることを予防できます。さらに、水分を十分に摂取することには、尿酸値を下げるだけでなく、尿路結石を防ぐ効果もあります。

水分補給の注意点

水分摂取は、尿酸値を下げるだけでなく、痛風・高尿酸血症における合併症の発症を防ぎます。ただ、そのためには適切な水分補給が重要です。

尿酸値を下げるための水分補給におけるポイントは、大きく分けて「摂取する量」「摂取する水分の質」の2つに分類されます。

・水分の摂取量

水分の適切な摂取量については、さまざまなことがいわれています。大体1.0~2.0リットルの摂取が推奨されていますが、実際には人それぞれ異なります。

そして、水分の適切な摂取量を判断するポイントは、1日の尿量です。

一般的には、1日1リットル前後の尿量が平均的といわれています。ただ、尿酸値が高い人の場合、1日の尿量を1日2リットルまで増やす必要があります。

そのため、尿酸値が高い人は尿量が2リットルになるように水分摂取量を増やすことが大切です

・摂取する水分の質

尿酸値が高い人は、尿量が2リットルになるように水分摂取量を調整する必要があります。ただ、水分を摂取するにしても飲む物の種類には注意しなければいけません。

例えば、アルコールやカフェインには利尿作用があります。そのため、一見すると尿量が増えるため尿酸値が低下するように感じます。

しかし実際には、必要以上に尿量が増えてしまうため、体内が脱水状態になってしまいます。その結果、逆に尿酸値を高める原因になりかねません。

そのため、基本的には水分は「水」で摂取することが大切です。

今回述べたように、痛風・高尿酸血症の予防・解消するためには水分を十分摂取する必要があります。そして水分は、特に尿酸値が既に高い人の場合には、尿量が2リットル程度になるまで水で摂ることが大切です。

このように水分摂取に気をつけることで、痛風・高尿酸血症を予防・解消することができます。