肥満を予防・解消する食事法を知り、痛風・高尿酸血症を防ぐ

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痛風・高尿酸血症は、尿酸値が高くなることで発症する病気です。30歳以上の男性に多く、痛風発作として知られている「激しい関節痛」などの症状で悩まされている人がたくさんいます。

また痛風・高尿酸血症では、患者全体のうち20~40パーセントの人は遺伝が関係しているといわれています。ただ、痛風・高尿酸血症患者の半数以上は、その人の生活習慣が問題で発症します。

そのため、痛風・高尿酸血症を予防・解消するためには、生活習慣を見直し、改善しなければいけません。正しい生活習慣を行うことで、ほとんどの痛風・高尿酸血症は予防することができます。

そして、生活習慣の中でも重要なものが「食事」になります。食生活を見直すことで肥満を予防・解消することができるため、結果的に痛風・高尿酸血症を防ぐことにつながります。

そこで今回は、「肥満を予防・解消する食事法」について解説します。

肥満と痛風・高尿酸血症の関係性

食事と痛風・高尿酸血症というと、「プリン体」という言葉を考える人が多いと思います。尿酸は、ビールやレバーといった食品に含まれるプリン体という成分が原料になります。

そのため一般的には、「プリン体を多く含む食品を食べすぎると尿酸値が上がる」と考えられています。ただ実際には、「体内で作られる尿酸のほとんどは食事から摂取したプリン体は関係していない」ということが明らかになっています。

そうはいっても、肥満と痛風・高尿酸血症は深く関係しており、食生活の不摂生は肥満につながります。つまり、食事は痛風・高尿酸血症に大きく影響するといえます。

食生活の不摂生によって肥満になると、内臓脂肪の量が増えます。そして、内臓脂肪は血液中に流れ込むと肝臓に送られて処理されます。肝臓で内臓脂肪が代謝される過程で尿酸が合成されるため、内臓脂肪が多くなると、それに伴って尿酸値が高くなります。

このように「食事の不摂生 → 肥満(内臓脂肪増加) → 尿酸値の上昇」というように、食事の乱れは痛風・高尿酸血症の発症に深く関係しています。

そのため、痛風・高尿酸血症を予防するためには、食生活を意識することが重要だといえます。

肥満を予防・解消する食事法

食生活が乱れて肥満になると、内臓脂肪の影響で尿酸値が上昇します。つまり、痛風・高尿酸血症を予防するためには、肥満を予防・解消するための食事法を実践することが大切だといえます。

そして、痩せるための食事法というと「一気にカロリーを制限する」「食事を1食抜く」「肉類を食べない」といったような、極端な方法が多いです。しかし実際には、こうした食事法によって一時的に痩せることができても、継続して体型を維持することはできません。

健康的に、そして無理なくダイエットをするためには、いくつかのポイントがあります。そうしたポイントを押さえた食事法を行うことで、効果的に肥満を防ぎ、痛風・高尿酸血症を予防することができます。

そこで、以下に肥満を予防・解消するための食事法について、6つのポイントを記します。

・規則正しい食生活をする

1食を抜いて食事の時間が空くと、1回の食事量が増えてしまいがちです。また、食事の回数が少なくなるほど、体は脂肪を貯めやすくなるため、食事は規則正しく1日3回食べるようにしてください。

・腹八分目を心がける

暴飲暴食を行って健康的に痩せることはできません。基本的には、腹8分目を心がけて、一食の量を食べ過ぎないようにすることが大切です。

・栄養バランスを整える

揚げ物や脂っこいものなどで脂質を摂りすぎたり、お菓子などで糖質を摂取したりしすぎると、体には脂肪が蓄積しやすくなります。

脂質や糖質は必要な栄養素ですが、野菜などに多く含まれる食物繊維といったような他の栄養素とのバランスを考えながら摂取することが重要です。特に、脂質と糖質は過剰に摂りすぎている人が多いため注意が必要です。

・味付けを意識する

味付けが濃いものは、ついつい食べ過ぎてしまいます。そのため、普段から薄い味付けを心がけて、薄味に慣れるようにしておくことで、過食を防ぐことができます。

・ゆっくり食べる

早食いは満腹感を感じにくくなるため、食べる量が多くなります。そのため、ゆっくり噛んで時間をかけることで、自然と食事量を減らすことができます。

・間食と夜食は避ける

食事と同じくらい重要なものが、間食になります。基本的に、大人は間食が必要ありません。そのため、できるだけ間食は控えるようにする必要があります。

今回述べたように、食事と痛風・高尿酸血症は、とても深い関係にあります。そして、肥満を予防・解消する食事法を行うことで、痛風・高尿酸血症を防ぐことができるようになります。

ただ、痩せるための食事法には極端な方法が多く、それでは失敗する可能性が非常に高いです。そのため、正しい食事法を知って実践することが大切です。