めまいの原因となるメニエール病の症状・特徴と解消法

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多くの人がめまいを引き起こす病気として認識しているものに「メニエール病」があります。昔は、「めまいを引き起こす原因として最も多いのはメニエール病である」といわれていたように、「めまい=メニエール病」と考えている人も少なくありませんでした。

しかし実際には、めまいの原因として最も多い病気は「良性発作性頭位めまい症(BPPV)」です。実際、めまい患者の半数以上は、良性発作性頭位めまい症(BPPV)が問題であることが明らかになっています。

ただ、めまい患者の中にはメニエール病が原因の人もいます。そのため、めまいを解消するためには、メニエール病についても学んでおく必要があります。

そこで今回は、「めまいの原因となるメニエール病の症状・特徴と解消法」について解説します。

メニエール病の症状・特徴

メニエール病は、良性発作性頭位めまい症(BPPV)に続いてめまいの原因として多い病気です。

メニエール病の原因は、耳の奥にある平衡機能を司る「内耳(ないじ)」に起こるトラブルだとされています。内耳には、「内リンパ液」と呼ばれる液体が含まれています。メニエール病では、この内リンパ液が過剰になって「内リンパ水腫」という水ぶくれができるために、内耳の機能が障害されてめまいが引き起こされます。

メニエール病によるめまいは、20分~数時間続きます。基本的には、回転性の激しいめまいと共に、難聴や耳鳴りが起こることが特徴です。また、症状が強い場合には、吐き気や嘔吐、冷や汗など、さまざまな症状を伴うこともあります。

そしてメニエール病では、そうした症状が繰り返されて、そのたびに聴力やバランス機能がどんどん低下していきます。

メニエール病の原因であるに関しては、「なぜ内リンパ水腫ができるのか?」ということははっきりとわかっていません。ストレスによる脳の異常な活動が関係しているとされていますが、共通した認識とはなっていません。

ただメニエール病は、あなた自身がリハビリを行うことで症状を解消することができます。

メニエール病の解消法

メニエール病は、内耳に内リンパ水腫が溜まることでめまいが起こります。

実際の治療では、薬による薬物療法と生活習慣の改善が中心となります。しかし、メニエール病の改善には、薬物療法だけでなく、あなた自身がリハビリを行うことが重要になります。

メニエール病では、症状を繰り返すごとにバランス機能が低下してしまうため、落ちた平衡機能を取り戻すためのリハビリが必要になります

メニエール病に対しては、以下に挙げる「横に動かす運動」「ゆっくり横に動かす運動」「足踏み運動」の3つの運動が有効です。

速く横に動かす運動

横に動かす運動では、まず両手を肩幅の広さであごの高さまで挙げます。そして、両方の親指を立てます。このときに、できれば親指先にシールやペンなどで印を付けておきます。

その状態で顔は正面を向いたまま、目線だけで左右の親指を交互に見ます。そして、この運動をできるだけ速く左右20回繰り返します。

ゆっくり横に動かす運動

ゆっくり動かす運動では、顔を正面に向けた状態で、左手の人差し指であごを押さえます。そして、右手は親指を立てた状態で前方からあごの高さまで挙げます。

その後、顔は正面を向いたまま、右手を水平に左右30度ずつ動かして親指先を目線だけで追います。この運動をゆっくりと左右20回繰り返します。

足踏み運動

足踏み運動は、その名の通り「その場で足踏みを50回行う」というものです。

ただ、両腕を前方から肩の高さまで挙げた状態を維持したまま足踏みを行います。さらに、この運動は目を閉じたまま行うのがポイントです。

そのため、ふらつきが強い場合には、最初は介助者をつけて行う必要があります。

メニエール病によるバランス機能の低下には、以上に挙げた「速く横に動かす運動」「ゆっくり横に動かす運動」「足踏み運動」の3つが有効です。

今回述べたように、メニエール病が原因でめまいに悩まされる人は、多くはありませんが存在します。そして、メニエール病改善のためには、薬物療法や生活習慣の改善に加えて、あなた自身が行うリハビリが必要になります。

このように、あなた自身が積極的にリハビリを行うことで、より効率的にメニエール病を解消することができるようになります。