耳鳴り治療におけるカウンセリングの重要性

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一般的に多くの人は、何か体の不調が出現した際には病院を受診します。ただ、病院に行っても原因がはっきりしなかったり、一向に良くならなかったりする病気もあります。

そうした体における不調の1つに「耳鳴り」という症状があります。耳鳴りは、子供から高齢者まで、幅広い年齢層の人たちが悩まされているものです。

しかし、耳鳴りで病院を受診しても「原因不明」と診断されて、適切な治療を受けることができない人が少なくありません。その結果、耳鳴りが慢性化してしまう人が多くいます。

ただ、耳鳴りは適切な診断と治療を行うことで改善できます。そして、耳鳴りの治療において非常に重要になるものが「カウンセリング」になります。

そこで今回は、「耳鳴り治療におけるカウンセリングの重要性」について解説します。

耳鳴り治療の実際

耳鳴りに悩まされる人の中には、病院で原因不明とされて、症状が改善されないまま放置している人も多くいます。しかし、耳鳴りは適切な診断と治療を受けることで解消できる症状です。

ただ、多くの医者は耳鳴りを引き起こしている本当の原因を知らないため、検査を行っても問題を見つけることができません。その結果、適切な治療を行うことができません。

耳鳴りに対する治療は、症状の出方や強さに応じて行う内容を変更します。

具体的な治療法は、大きく分けて「カウンセリング」「音響療法」「精神面に対する治療」の3つに分類されます。

・カウンセリング

耳鳴りの治療において、カウンセリングは症状が軽度の人から重度の人まで、全ての人に対して行います。特に、耳鳴りがそこまで強くなく、日常生活に支障をきたしていないような段階の人には、カウンセリングのみで終わることがほとんどです。

・音響療法

原因不明といわれる耳鳴りには、「難聴」が関係していることが多いといわれています。そのため、場合によって補聴器などを使った「音響療法」を治療として行います。

耳鳴りを訴える人の中でも、「耳鳴りによって眠れない」「耳鳴りのせいで仕事に集中できない」というように、日常生活に支障が出ている人に対しては、カウンセリングに加えて音響療法を行うことがほとんどです。

・精神面に対する治療

耳鳴りの症状が強く、なおかつ慢性化してくると、「うつ状態」といったように精神的な問題が出現してくるケースもあります。

こうした人たちは、カウンセリングと音響療法に加えて、心療内科などでの専門的な治療も必要になります。

耳鳴り治療におけるカウンセリングの重要性

耳鳴りの治療は、主に大きく分けて「カウンセリング」「音響療法」「精神面に対する治療」の3つに分類されます。この3つを、それぞれの症状に合わせて適切に組み合わせていきます。

そして、この3つの中でも最も重要で欠かすことができないものが「カウンセリング」です。カウンセリングを行って、耳鳴りに対する正しい理解をすることで、半数近くの耳鳴りが、その場で治ります。

具体的なカウンセリングの内容は、以下の4点になります。

・脳などに、耳鳴りに関わる重大な病気がないかの確認

・耳鳴りが発生するメカニズムについての説明

・耳鳴りが悪化、慢性化する原因を説明

・治療内容を説明

多くの場合、耳鳴りが悪化したり長期化したりするのは、患者さんの不安や心配といったようなことが原因です。そのため、カウンセリングによって、そうしたことを取り除くことで、半数近くの耳鳴りが消失します。

つまり、耳鳴りの治療で最も重要なことは、患者さんの不安や心配を解消することだといえます。

耳鳴りで病院を受診すると、「原因不明」や「年のせい」などといわれることが少なくありません。そうした安易な言葉が、患者さんの不安や心配を増強させて、結果的に症状を悪化させています。

そうした問題を取り除くためにも、耳鳴りの治療には、「カウンセリングで正しい情報を提供して再認識してもらう」ということが大切になります。

今回述べたように、耳鳴り治療は、症状の特徴や強さによって行う治療内容が異なります。ただ、どのような耳鳴りであっても、カウンセリングを行うことは欠かせません。

耳鳴りの症状が強くなったり慢性化したりするのは、患者さんの不安や心配が大きく関係しています。そしてこうした問題は、耳鳴りを持つ患者さんのほとんどが抱えていることです。

そのため、適切なカウンセリングを行って、こうした不安や心配を取り除くことが耳鳴り解消には必要不可欠になります。