前兆と悪化因子を知り、めまい対策を早期に行う

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めまいを訴える人は多くいますが、病院を受診せずに放置している人は少なくありません。めまいは、誰でも日常的に起こりえる可能性があるため、生活に支障がない程度の症状であれば、あまり気にしていない人がたくさんいます。

一方で、めまいによって、日常生活に支障が出ている人もいます。そうした人たちは、「めまいが起こらないだろうか?」と、常に心配しながら生活しています。また実際に、めまいが急に生じて転倒することで、骨折などの大きな怪我につながってしまうような人もいます。

そのため、めまいの前兆や悪化させる因子を知っておくことで、事前に心構えができ、大きな問題の発生を予防することができます。

そこで今回は、「めまいの前兆と悪化因子」について解説します。

めまいの前兆

めまいによって起こる大きな問題の1つとして、「転倒」が挙げられます。立ち上がったときや動き始めるときなどに、急にめまいが生じることで、転倒する人がいます。

そして転倒した結果、骨折などの大きな怪我につながることがあります。

そうしたことを避けるためにも、めまいが起こる前兆を理解しておくことが大切です。めまいの前兆を知っておくことで、めまいが起こる前に気持ちの準備ができる上に、転倒しないための対策を行うこともできます。

以下に、めまいの前兆として起こりやすい7つの徴候を記します。

・後頭部痛

・強い肩こり

・生あくび

・強い耳鳴り

・強いふらつき

・気分不良

・吐き気

めまいを起こす人には、こうした前兆が起こることが多いです。ただ、人によって前兆となる症状は異なるため、あなた自身に起こりやすい徴候を理解しておくことが大切です。

そして、めまいの前兆を感じた場合には、外出を控えたり、車の運転を控えたりするようにしてください。そうすることで、めまいによって起こる、転倒や事故などの大きな問題を避けることができます。

めまいの悪化因子

日常生活において、めまいの前兆を知り、めまいによって起こる問題を避けることは非常に大切です。また、それと同様に、めまいを悪化させる因子を理解していることも重要です。

めまいの悪化因子を理解しておくことは、めまいの発症を予防したり、改善したりすることにつながります。

以下に、めまいを悪化させやすい因子について記します。

気圧の変化

天候などによって気圧が変化すると、めまいの原因となりやすい「内耳(ないじ)」にある気圧センサーが反応します。そのため、大きく気圧が変わるとめまいが起こりやすくなります。

気圧の変化は、天気以外にも、「新幹線でのトンネルの出入り」「飛行機の離着陸」などで起こりやすいです。

こうした場合には、「耳抜き」を行うことが有効です。また、唾を飲み込んだり、飴をなめたりすることも、気圧の変化で起こるめまいには効果的です。

精神的ストレス

仕事や子育てなどで精神的なストレスが強くかかると、めまいが起こりやすくなります。

その他にも、引越しや結婚、離婚、身内の不幸、転職などは、大きな精神的ストレスがかかる要因になります。

そうした精神的なストレスに対しては、友人と話をしたり運動をしたりすることなどでストレス解消を行うことが大切です。また、ストレスが全く無くなることはありませんので、あなたに合った対処法を身に付けておく必要があります。

体調不良

風邪などによる体調不良は、めまいを引き起こす要因の1つです。特に発熱すると、めまいやふらつきが起こりやすくなります。

もちろん、体調不調にならないように注意することが大切ですが、体調が優れない場合には、外出や運転を控えるなどの対策も忘れないようにしてください。

人混み

人が多い場所に行くと、どうしても人の動きを目で追ってしまうため、目や頭を頻繁に動かすことになります。

めまいという症状を抱えている人は、平衡機能に問題があるため、こうした目や頭の動きに対して上手く適応できません。その結果、めまいが強く出ることになります。

こうした場合には、こまめに休憩を入れたり、めまいを抑えることができる薬を携帯したりするなどの対策を行うようにしてください。

女性ホルモン

めまいに悩む人は、男性よりも女性の方が多いです。その要因の1つとして、「女性ホルモンがめまいと関係している」ということが挙げられます。

特に、更年期などで女性ホルモンの分泌量が急に変化したときなどには、めまいが起こりやすくなります。

そうした、女性ホルモンの影響によって生じるめまいを防ぐには、規則正しい生活を行うことが大切です。そうすることで、女性ホルモンの変化を小さくすることや睡眠不足などによるめまいの悪化を予防することができます。

睡眠不足

睡眠不足は、めまいを悪化させる大きな要因です。ただ、適切な睡眠時間は人それぞれ違うため、「○○時間眠ればめまいは生じない」ということはいえません。

適切な睡眠時間の目安は、「日中に眠気が生じない」ことです。

そのため、何度か睡眠を調整して、あなたに合った睡眠時間を見つけることが大切です。

飲酒、喫煙

アルコールは、めまいに関係する「小脳」や内耳に悪影響を与える可能性があります。またタバコは、ニコチンと一酸化炭素によって内耳や脳の血流を悪くします。

こうした理由から、飲酒と喫煙はめまいを悪化させる要因になります。

そのため、めまいに悩まされている人は、できる限り飲酒と喫煙を避けるようにしてください。

今回述べたように、めまいには前兆や悪化因子があります。こうしたことを理解しておくことで、めまいを事前に予防したり、症状を軽減させたりすることができるようになります。