緊張型頭痛を発症しやすいタイプと悪化因子

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頭痛の中でも、緊張型頭痛は最も多いものです。緊張型頭痛は、頭から背中にかけての筋肉が緊張を起こすことで生じます。

とくに、デスクワークの女性といった同じ姿勢を長い時間持続させる仕事をしている人や、中間管理職などストレスが溜まりやすい人の場合、緊張型頭痛が起こりやすい傾向にあります。

ただ、緊張型頭痛で病院を受診しても、根本的な問題は解消されません。基本的に病院では、筋肉を緊張するような薬が処方されて、干渉波(かんしょうは)などの電気治療が行われるのみです。

そして、これらの治療は症状を一時的に緩和する目的のものであるため、時間が経つとまた元に戻ります。

緊張型頭痛を予防したり根本的に解消したりするためには、あなた自身が緊張型頭痛について学ぶ必要があります。そうすることで、病院に頼らずに緊張型頭痛を予防・解消することができます。

そこで今回は、「緊張型頭痛を発症しやすいタイプと悪化因子」について解説します。

緊張型頭痛を発症しやすいタイプ

緊張型頭痛は、頭から背中の筋肉が緊張することで発症します。そのため基本的には、そうした筋肉にこわばりが生じやすい人が緊張型頭痛になりやすいといえます。

例えば、デスクワークや長距離トラックの運転手といった仕事をしている人は、筋肉が固まりやすく緊張型頭痛を発症しやすいです。また、看護師や介護士といったような職種の人たちは、ストレスが溜まりやすく、首周りの筋肉の緊張が高くなりやすいため、緊張型頭痛になりやすいといえます。

緊張型頭痛は、このように一種の「職業病」のような病気ともいえます。

また、そうした職業的な要因に加えて、「なで肩」の人も緊張型頭痛を発症しやすいタイプになります。

なで肩とは、両方の肩の位置が下がっている状態を指します。日本人は、畳での生活が多いために、前かがみ姿勢になりやすいです。そのことが関係して、なで肩の人が多くいます。

なで肩になると、腕の重みで首から肩にかけての筋肉に過剰な負担がかかります。その結果、筋肉がこわばって肩こりや、緊張型頭痛を発症することになります。

また、なで肩になりやすい人の特徴を以下に記します。

・仕事などで常に重たいショルダーバックを抱えている

・買い物で常に両手いっぱいになるほど商品を買い込む

こうした特徴を持つ人たちの中でも、ストレッチなどで体を動かすと頭痛が軽減する人は、緊張型頭痛である可能性が高いといえます。

以上のように、緊張型頭痛は、同じ姿勢を取り続けたり、ストレスを感じやすかったりする職業の人がなりやすい傾向にあります。また、日本人に多いなで肩も、緊張型頭痛を発症しやすい特徴だといえます。

緊張型頭痛の悪化因子

緊張型頭痛は、同じ姿勢を取り続けていたり、ストレスを過剰に受けたりすると発症します。緊張型頭痛の原因は、頭から背中にかけて起こる筋肉の緊張です。

硬くなった筋肉が血管を圧迫することで、血流を阻害して頭痛が起こります。そのため、パソコン作業や車の運転などは、筋肉を緊張させることになるため、症状を悪化させる要因になります。

また、仕事や家庭で起こる精神的ストレスは、筋肉や神経の緊張を高めることになります。そのため、そうしたストレスは頭痛を強くします。その他にも、体の血流を悪くするような「冷え」や「運動不足」なども、緊張型頭痛を悪化させる因子の1つです。

このように緊張型頭痛は、主に「筋肉の緊張」「ストレス」「血流障害」によって悪化します。具体的に、緊張型頭痛の症状を強くする因子を以下にまとめます。

・睡眠不足

・精神的ストレス

・同じ姿勢の保持(特に前かがみ姿勢)

・運動不足

・冷房が効きすぎた環境

・枕が合っていない状態での就寝

・目の使いすぎ

以上に挙げたことは、緊張型頭痛を発症する要因にも、症状を悪化させる因子にもなります。そのため、緊張型頭痛を予防・解消するためには、こうした習慣をできるだけ避けるように意識することが大切です。

今回述べたように、緊張型頭痛は、職業柄や姿勢の特徴などによって発症しやすさが異なります。また、同じ姿勢を長時間取ったり、過剰なストレスを受けたりするなどの「筋肉の緊張を強めること」や、運動不足などの「血流を悪くすること」は、緊張型頭痛の発症や悪化につながります。

こうした緊張型頭痛の特徴を理解しておくことで、病気の発症や症状の悪化を予防することができるようになります。