頭痛の解消に水が欠かせない理由:頭痛を予防する水分補給法

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頭痛を引き起こす原因の1つに、「体の冷え」があります。特に内臓が冷えると、体は反動で脳の血管を過剰に広げます。そして、脳内にある血管の拡張がきっかけとなって頭痛が生じます。

また体の冷えは、「動脈硬化」などの病気によって血液の流れが悪くなることが原因で起こります。そのため、「 体の冷え → 血流障害 → 脳内の血管拡張 → 頭痛」というように、血液の流れが悪くなることは、結果的に頭痛の発症や増悪につながります。

そして、血流に問題がある人の多くは、水分補給不足が原因で血液の流れが悪くなっています。つまり、頭痛を予防・解消するためには、正しい水分補給の方法を理解しておくことが重要になります。

そこで今回は、「頭痛を予防する水分補給法」について解説します。

頭痛と水分不足の関係性

多くの頭痛には、脳内にある血管の運動が関係しています。具体的には、脳内の血管が過剰に広がることで、周囲にある神経を圧迫して頭痛を引き起こします。

そして、脳内の血管を過剰に拡張する原因の1つに、「体の冷え」があります。

例えば、アイスなどの冷たいものを食べると、腸が直接冷やされます。内臓の温度が下がると、体温が低下して体全体が冷えた状態になります。

その結果、全身の血管が収縮してしまい血流の流れが悪くなります。ただこのときに、体は「人間にとって大切な脳内の血液だけは確保しよう」とする反応を起こします。その結果、体全体の血流が悪くなると、脳内にある血管だけは過剰に拡張することになります。

つまり、「冷え → 血流障害 → 脳内血管の拡張 → 頭痛」という流れで頭痛が起こります。

また、体の冷えは血流障害を引き起こすだけでなく、逆に血液の流れが悪くなることでも起こります。そのため、「 冷え → 血流障害 → 脳内血管の拡張 → 頭痛」というように、血流の問題が原因となって頭痛が生じることもあります。

そして、血流障害を引き起こす原因の多くは、「水分不足」です。

多くの人は、水を飲む量が不足しているため、血液がドロドロの状態となって血流障害を引き起こしています。つまり、水分不足が頭痛の原因となっている人がたくさんいます。

このように、水分不足は血流障害を生じさせるため、最終的に頭痛の発症や増悪につながります。

1日に必要な水分量

水分摂取不足は、血流障害を引き起こすため、間接的に頭痛を発症させたり増悪させたりする原因になります。そのため、頭痛を予防・解消するためには、適切な水分摂取が大切です。

ただ、多くの人は1日に摂取すべき水分量を知りません。また、運動して汗をかいたとき以外に、意識して水を飲んでいる人はほとんどいません。しかし実際には、体は汗以外からでも水分を失っているため、全く発汗がないときでも水分補給は欠かせません。

水分は、発汗によるものだけではなく「不感蒸泄(ふかんじょうせつ)」と呼ばれる方法でも、体内から失われます。

不感蒸泄とは、呼吸や肌から気づかないうちに排泄される水分です。具体的には、呼吸と肌からの蒸発によって、それぞれで1日300~400cずつ水分が失われています。つまり、不感蒸泄によって600~800ccの水分が1日のうちに体外へ出ています。

さらにそれに加えて、尿と便で1日約1500ccの水分が失われています。そのため、少なくても1日2000ccの水分が体外へ排泄されているといえます

こうしたことから、人間にとって1日に摂るべき水分量は、最低2000ccになります。

適切な水分補給を行うためのポイント

血流を悪くしないために必要な水分量は、最低でも1日2000cc以上です。そのため、まずは頭痛を予防・解消するために2000cc以上の水分補給を行うように心がけてください。

ただ、「2000cc以上であれば、どのような飲み物であっても良い」というわけではありません。体内の水分量を適切な状態に保つためには、摂取する水分量だけでなく、いくつかのことに注意しなければいけません。

特に、摂取する水分の種類は重要です

基本的に、水分補給として考えて良いのは水のみです。水以外のお茶やコーヒー、アルコールは1日の水分摂取量に含めてはいけません。

これらの飲料には、「利尿作用(トイレが近くなる)」があるため、尿による体内からの水分排泄量が多くなります。そのため、お茶やコーヒーなどは、逆に体内の水分を減らすことになります。

また、その他にも以下のような点に気をつけて水分補給を行うと、効率的に体内の水分量を維持することができます。

・就寝前に一杯の水を飲む

・起床後に一杯の水を飲む

・喉が渇く前に水分補給を行う

・常温の水を飲む

こうしたことを意識すると、効率的な水分補給が行えて、水分不足による頭痛を予防・解消することができます。

今回述べたように、水分不足は血流障害を引き起こすことで、結果的に頭痛の発症・増悪につながります。そのため、頭痛を予防・解消するためには適切な水分補給について理解しておくことが大切です。

特に、摂取する水分量と飲料水の種類を意識することで、適切かつ効率的な水分摂取を行うことができるようになります。